兵庫県の公立高校入試について知っておこう!【第四弾】普通科コースの推薦?ってなんだ?

皆さんこんにちは。
神戸市灘区の学習塾、WinStar個別ONE六甲道校教室長リッキーです。
ご機嫌麗しゅう。

最近入試の話ばかりで、校舎の話をしてませんでしたが、2学期末テスト過去最高更新中です!
成績表の評定も中学生も高校生もどんどん上がってきています!!!

教室に貼りきれないほどの賞状!
今回から高校生のパイセンたちのテスト結果も貼ってます!
(実はWinStar個別ONEの高校生優秀なんです!!!)

全中学生のうち83%内申点UP!

上がるだろうな~と思っていた生徒がしっかり上がった成績表を持ってきてくれました!
まだまだWinStarで頑張り始めたところな生徒たちには次に期待!

公立志望の中学3年生全員内申点UP!

一般入試の半分は内申点で決まる!→詳細はこちら(過去ブログ)
残り半分(入試本番)に向けて今も頑張ってます!

上がらなかった生徒が数名いるのも事実で…

実技のレポート提出を「これくらい大丈夫だろう」と甘く見て痛い目に合った生徒、
大好きな一教科の特定分野ばかり勉強したために他の教科下がってトータルマイナスになった生徒、
解答も持ってきていないワークを何となく進めることを続けていた生徒、
ただ遊びたい気持ちが勝っちゃっている生徒…

どれも日頃から注意してきましたが、
なかなか習慣を変えるのは一筋縄ではいかないですね…

全員が成績UP!して目指したいゴールに近づけるよう、
目標確認して一緒にがんばっていきます!!!

 

 

 

 

 

さてさて本題に…

今回は推薦入学の中でも普通科コースについてチェック!

普通科の中でも、自然科学系や国際文化系のコースを設置している高校があります。
普通科でありながら、各領域に関する学習を取り入れられたカリキュラムとなっています。

普通科の○○コースは推薦でしか入れない!

総合人文コースや国際コミュニケーションコースといった特色あるコースがありますが、これらのコースには推薦入学でしか入れません!
学力検査(一般入試)では入ることができない!
100%推薦入学!
推薦入学には中学校長の推薦が必要!つまり、内申もめっちゃ大事!

令和2年度推薦入試日程
・検査期日(入試日)
令和2年2月17日(月)
・合格発表
令和2年2月22日(土)

推薦入試で必ず実施される面接

推薦入試の試験日には、必ず面接があります!
面接の前に「面接調査票」を記入して臨むのですが…

こんな感じ!

志望理由はもちろんですが、
・好きな教科
・部活動等の状況
・特技、資格・検定等
・志望する進路
についても記入します!

面接ではこの「面接調査票」に沿って質問されるので、
自分の頭でしっかり考えて記入しないと面接で喋ったらバレちゃうパターンですね!

実際、御影高校の総合人文コース推薦入試の面接で聞かれた内容

・志望理由
・高校で頑張りたいこと
・自分の性格、長所、短所
・世界のニュース
・あなたの地域で問題になっていることとその解決策
などなど

レベル高い!!!
目指すと決めたら早めに対策取らないとなかなか難しそう…

適性検査実技検査小論文(作文)を実施する高校も!

適性検査は「英語」「数学」「理科」のうち2教科以内でテスト!
例年、中学校で過去問がもらえてます!
学力検査(一般入試)と違って、各高校でテストの中身が違います!

普通科コースは学区内のみ受けられる!

普通科コースの推薦入試は学区内のみ受験可能です!
普通科の通学区域と同じ!神戸市であれば第一学区!
ただ、神戸市北区や神戸市西区では、隣接区域にある高校への出願もできます。

第一学区の普通科コースについてチェックしていきます!

WinStar個別ONEの所在する第一学区内で、普通科コースのある高校は4校!

高校名 コース名 募集人員 2019年度倍率
御影高校 総合人文コース 40人 1.35
神戸鈴蘭台高校 国際コミュニケーションコース 40人 1.43
津名高校 総合科学コース 40人 1.00
淡路三原高校 サイエンスコース 40人 1.00

 

立地もあってか、
御影(神戸市東灘区)・神戸鈴蘭台(神戸市北区)と
津名(淡路市)・淡路三原(南淡路市)の倍率がちょっと違いますね。
それぞれ募集定員も一般選抜に比べると少なく倍率や偏差値も高めの傾向にあります。

以下、それぞれの高校・コースを見ていきます!

御影高校<総合人文コース>

人文科学(歴史、文学、外国語など)や社会科学(社会学、経済学、政治学、 法学、教育学、メディア情報学、環境科学など)に関する幅広い知識を習得し、課題研究やグループ学習などを通してコミュニケーション力プレゼンテーション能力を身につけ、将来大学や社会でリーダーシップを発揮する人材を育成するコースです。

(兵庫県立御影高等学校HPより引用)

国立大学文系を中心とした学部への進学を目指した学習が魅力の一つ!
現役で国公立大学や難関私立大学に合格している実績がしっかりあります!
総合人文コースの特色の一つである、グローバルスタディやセミナーでは、神戸大学や関西学院大学と連携した課題研究や地域の博物館などでの研究発表など、外部との連携もしながら実践的で魅力的な学習をしていくようです!

【合格のめやす】

調査書(内申点) 39点 (5段階×9教科=45点満点)
偏差値 64 (80%のライン)

内申点はオール4に加えて5が3つはほしい!くらいのレベル!
総合人文コースでない普通科に比べて偏差値も倍率も高い印象です。

【入試科目】

・面接
・適性検査(英語・数学)
・小論文(作文)

神戸鈴蘭台高校<国際コミュニケーションコース>

総合的な思考力とコミュニケーション能力を育成し、英語力のさらなる伸長を目指し、さまざまな分野の国際舞台で活躍できる人材を育成するコースです。
豊かな発想力を養い、他者を正しく理解するとともに自己の意見を発表・説明し表現する能力を育成する教育活動をおこないます。
人文・社会科学分野などで活躍ができる資質・能力を育成し、幅広い分野への進路希望の実現を目指します。
情報機器などを積極的に活用し、日本語力・英語力を高め、世界的な視野で活躍できる人材育成をおこないます。

(兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校HPより引用)

裏門から校舎まで続く211段の階段が有名なようですね!

コースと関係ないですが、高校の説明会オープンスクールで実際に志望する高校に行って欲しいのはこういう部分もしっかり確認する必要があるから!

かく言う私は大学のオープンキャンパスに行かず、
大学が山の上にあると知らずに入学し、通学が苦痛で休み、単位を落としまくった時期がありました。だから、みんなにはしっかり学校調べて知ってから入学してほしい…!

【合格のめやす】

調査書(内申点) 33点 (5段階×9教科=45点満点)
偏差値 54 (80%のライン)

内申点はオール4!くらいのレベル!
年々受験者数が増え、倍率が上がってきています!
国際系の人気を感じられますね~

【入試科目】

・面接
・適性検査(英語)
・実技検査(英語)
・小論文

実技検査にも英語が…!英語での面接があるようです!
無理無理無理!ってなりそうですが、
例年、内容は英検3級の面接レベルのようで、
コミュニケーション能力(英検の面接基準でいうattitude(態度)の部分)を重視されている印象です。

津名高校<総合科学コース>

自然科学の学習を通して論理的・科学的思考力と幅広い視野、豊かな人間性を培い、それを活かして将来進学関連企業等に進む人に最適なコースです。大学や研究施設等との連携を図ることにより科学的探究を深める教育を行っています。また、グローバル化に対応した英語でのコミュニケーションやプレゼンテーション能力の育成も図ります。理系はもちろん、国公立大学文系進学に必要な科目も学ぶことができ、あらゆる分野で活躍する人材を育成します。

(兵庫県立津名高等学校HPより引用)

理系大学国公立大学文系に進学する人向けのコースです。
大学の教授等による出張講義や大学・研究施設の見学・実習が特色!
ただ、神戸市ではなく淡路市なので要注意!

【合格のめやす】

調査書(内申点) 33点 (5段階×9教科=45点満点)
偏差値 54 (80%のライン)

内申点はオール4!くらいのレベル!
総合科学コースでない普通科に比べると偏差値の高い人が受けている印象です。
高校卒業後の進路を考えて受けられているようですね。

【入試科目】

・面接
・適性検査(数学・理科)

淡路三原高校<サイエンスコース>

自然科学教育を深化
高度に発達した科学技術社会に対応した自然科学教育を目指します。
最先端の学問
大学や研究機関との連携により、最先端の学問内容も学びます。
実践的な学問
時代のニーズに応じたテーマについて、「実験・実習」「フィールドワーク」を行い、実践的に学びます。
充実した学習指導
「総合的な学習時間」に「インスパイア」と名付けた時間を設け、高大連携や実験などの理数に特化した最先端の内容を学びます。理系大学への進学に最適の教育課程を編成しています。将来の進路実現に向けて、充実した学習指導を行います。

(兵庫県立淡路三原高等学校HPより引用)

大学合格実績を見ると、例年国公立大学難関私立大学に合格しているようです。
全体の合格のうちほとんどがサイエンスコースからの合格です。
ただ、神戸市ではなく南あわじ市なので要注意!

【合格のめやす】

調査書(内申点) 35点 (5段階×9教科=45点満点)
偏差値 56 (80%のライン)

内申点はオール4!くらいのレベル!
津名高校と同じく、サイエンスコースでない普通科に比べると偏差値の高い人が受けている印象です。
高校卒業後の進路を考えて受けられているようですね。

【入試科目】

・面接
・適性検査(英語・数学)
※英語のリスニング試験はありません。

以上!第一学区普通科コースの紹介でした!

何度も言いますが、普通科コースは100%推薦選抜による入学です!

気になるコースありましたか?

気になるコースを見つけたら、すぐに調べて説明会オープンハイスクールに積極的に参加し、推薦入試に向けた対策を早めにしていきましょう!